長いことカレーというものが苦手でした。
なぜだろう。
あの強烈なにおい?どろっした感じ?口や手や鍋にこびりつくのが面倒だから?
とにかく子供のころからずっと「カレーぎらい」として生きてきた。

ところが、ここにきて大転換が。

モヒョ太郎がカレー大好きなんである。

保育園の給食でカレーが出るとおかわりまでしているらしい。(カレーの日は献立表を見なくてもすぐわかる。持って帰ってきたエプロンやスプーンがすっかりカレー臭だから。)
食事を食べさせるのにも一苦労の2歳児のこと、夕食時に食べる食べないでもめるのが面倒な日に、ふと思いついてカレーを作ってみた。
すると、自らスプーンを手にぱくぱく食べるのである。
なんて楽!
しかもカレーって作るの簡単なんですね(嫌いだからこれまで作ったこともなかった)。
その上翌日も食べられるので2日分まとめて作れちゃうんですね。
なんて便利!

そんなこんなで何度か作ってみるうちに、気づく。

意外とおいしいじゃん、カレー。

子供のころから家でカレーの日は自分だけ別メニューにしてもらい、
給食のカレーシチューは可能な限り残し、
飯盒炊飯のカレーも白米だけ食べてやり過ごし、
住み込みバイトのまかないでカレーが出た日は自分だけシチューのルーを入れ・・・
てな具合で生きてきたけれど、
(タイカレーやインドカレーは初めから食べられた。苦手なのは日本のカレーだけ)
後半はもしかして食わず嫌いだったのか。

子供のころから鬼のように偏食で、カレーもだめ、ハンバーガーもだめ、モツ煮込みもだめ、スモークサーモンもだめ、寿司もだめ、煮魚も、ブリの照り焼きも、カキフライも、焼きイカも(つまり魚介全般)みんなだめ、母親の味付け以外は基本的にイヤ、みたいなめんどくさい人間だったけれど、大人になるにつれ食べられるものの幅は随分広がるものです。
サソリの唐揚げも食べたし、羊の脳みそも食べたし、米を肉と牛乳で煮たものも食べたし・・・。

それにしても、食べ物の好き嫌いって一種のアイデンティティだと思う。
カレーが苦手というのは珍しいので、
ことあるごとに「へー、カレーきらいなのー?」と言われてきた。
ここに至ってカレーぎらいを克服してしまうと、それはそれでちょっぴり自分らしさ(?)が損なわれるような気さえしたり。
それにしても、まさか自らカレーを料理する日がやってくるとは・・・。

でも、人生、食べられないものが多いより食べられるものが多い方が楽しみが増えてめでたいことですね。

Awesome!